3年ほど前から当協会もふくめ様々な団体・機関、利用者個人から要望が堺市に寄せられていましたが、堺市はなかなか認めませんでした。ようやく、2011年度途中から定期的な通院のみ移動支援の利用のみが可能となっていましたが、2013年度(2013年4月1日)より、通所施設から(始点)どこからに出かけて家に帰る場合や、家からどこかに出かけ通所施設に着く(終点)までが、どんな外出であっても、移動支援が使えるようになりました。これまでやむを得ず自費で利用されていた利用者の方は、4月から移動支援の契約時間の範囲内であれば、移動支援が使えます。

このほか、生活介護事業主催で泊りがけの旅行に行く場合に、条件付きながら生活介護事業所のプログラムとして認められることになりました。

移動支援制度ひとつとっても、まだまだ利用する立場からすると制約のあるのが現状ですので、障害があっても、障害のない人と同じような暮らしができる、そんな仕組みができるよう、行政に対してあきらめずに粘り強く様々な提案を当協会としても行っていきたいですし、障害者やそのご家族、様々な団体と連携をしていきたいと思います。