南部交流センター
なんぶこうりゅうせんたー
自立支援協会の母体となった4団体のうちのひとつ、南部障害者解放センターが1994年に開設した南部交流センターが起源となります。南部交流センターの前身時代に遡ると、1986年からになります。当時は、脳性マヒの障害者をはじめ重度の身体障害のあるひと中心の作業所で、現在は、知的障害や精神障害との重複の方や、車いすを利用されていない方も通われ、多様な障害のある方が集っています。
障害者が家に閉じこもることなく、
いきいきと自己実現できる場を目指しています。
◎人と人とのふれあいの中で、自分自身で物事を決めていくことを大切にしていきます。
◎介護を気兼ね無く受けながら、ゆっくり、くつろいで過ごせる場を目指します。
◎家でひとりではできないこと、やりたいことを実現していくお手伝いをします。
◎障害者同士の交流を大切にしながら、障害者が中心になって取り組んでいることを実感できる活動をめざします。
◎積極的に外に出て行く中で地域の人とのふれあいや社会経験を積み重ねていく機会を作っていきます。
◎障害者の仲間が一緒に考え、話し合いながら活動を進めていきます。
通所活動の内容
文化活動、創作活動がメインです。曜日ごとに異なった内容になっていますが、時季によっては、曜日を横断して行うプログラムがあります。 また、重度の身体障害のある方が多いこともあって、体をほぐす時間を1日の中にしっかり取っています。
創作活動
創作活動では絵画、工作、折り紙などに取り組んでいます。
絵画教室は月一回先生を迎えてアドバイスをいただいています。
手芸作品づくり・販売
ステンシルタオルづくりなどに取り組み、バザーなどで出店販売しています。ステンシルという技法でさまざまなオリジナル模様を描きます。
ゆるりとだよりづくり
定期発行される南部障害者解放センターニュースに掲載する交流センター活動の紹介コーナー「ゆるりとだより」づくりに毎月取り組んでいます。各通所メンバーが記事づくりをしています。
その他には
インスタグラム、ゆるりとホームページづくりhttp://yururito.org、文芸(俳句など)、音楽プログラム、生活プログラム、社会見学、外出、室内ゲーム、交流会、園芸、お菓子作り、軽作業等
地域交流活動
障害者メンバーで作ったミニコミ誌を近所のお店に置いてもらうようにお願いしに地域を回ったり、近くの小学校と交流会を開いたりなどしています。
1日の流れ
南部交流センターの特長
なんといって「当事者主体」を大切にしていることです。通所のプログラム作りや進行など障害当事者が職員の協力を得ながら担っているのが伝統的な特長です。入浴、トイレなど羞恥心を伴う介護・支援は、必ず「同性」介護を実施。毎日の支援のあらゆる場面で、訓練・指導ではなく、「当事者主体」を守っています。
地域とのつながりを大切にしながら、30年以上、香ヶ丘町、今池町の界隈で活動を続けてきましたので、地元の小学校、商店、住民の方、そして、福祉事業所との交流が多くあります。
支援体制
6.71人以上(配置基準・常勤換算)