この20年、行政による障害者支援の制度は徐々に発展してきました。とはいえ、そのスピードは遅く、現状のレベルでは当協会が目標とするグループホームの建設にはとてつもない年数がかかります。

私たちが支援している障害者の中で、グループホーム入居を希望する人が２０歳～３０歳代のうちに入居する目処はまったく立っていません。

逆に、生活介護（通所事業）においては給付金の大幅な減額が行われたことが深刻な影響を与えています。

制度がなくても、つまりは、行政からの収入を得ることができなくても、重度障害者が地域であたり前に暮らせるために必要な支援を行うこと。そして、全国どこに住んでいても誰でも支援が受けられる法制化を実現していくのが私たち自立支援協会の使命だと考えています。

グループホームで多くの人たちが自立生活を実現することを通じて、制度の充実と当協会の事業の拡充を進め、より多くの障害者の自立の実現、さらには、日中の活動の場、働く場、さまざまな事業の着手・拡充を進めていきます。そのために当協会の活動に多様な参加・協力をお願いしているのが「自立支援協会を応援する会」です。