各事業について自立支援協会の事業について
ヘルパー派遣事業
ヘルパー派遣とは、完全な個別支援です。
複数の利用者を複数のスタッフが集団で介護・支援する入所施設とは対極のカタチの支援になります。
掃除、洗濯、入浴支援をはじめ、買い物や通院の同行など生活のあらゆるシーンに対して、ひとりひとりに必要な介護・支援を提供し、地域で豊かな暮らしを実現する事業です。
親御さんの高齢化などで自宅での介護が受けられなくなれば、とくに重度障害者にとっては死活的な問題となります。
また障害のある子どもたちにとっても、大人になった時にスムーズにヘルパー介護・支援を受ける準備期という意味でヘルパー派遣事業は大切だと思っています。
年齢、生活形態、ライフステージに関わらずニーズのある事業として、自立支援協会の中でも最も大きな事業となっています。
グループホーム事業
健常者は進学や就職などをきっかけに自然と親元を離れていきますが、障害者はいつまでたっても親による介護・支援がないと暮らせない。それが今の日本の障害者が置かれている状況です。
グループホームは、いわば障害者によるシェアハウスで1軒のホームにつき入居者は5名前後。現在家族と同居し、ヘルパー派遣や生活介護事業所を利用している20代、30代の障害者が自立し、専属のスタッフの支援と必要に応じてヘルパーによる支援を受けながら暮らしています。多くの障害者やそのご家族にとって、自立を実現できる住まいとして大きな役割を果たしています。
自立支援協会では、障害者の自立を実現し、通い慣れた通所事業所と休日の楽しい外出を続けていけるように、これからの15年間ほどグループホーム事業に集中して取り組む必要があると考えています。
生活介護事業
たとえ障害があっても家に閉じこもることがないように、障害者同士の交流や趣味、リクレーションの時間を提供する通所施設が生活介護事業です。
曜日ごとのプログラムがあり、利用者は参加したい曜日に無理のないペースで通い、ときには街に出かけることもあります。家族と同居している人にとっても、一人暮らしやグループホームで自立生活をしている人にとっても、大切な時間となっているのが生活事業所です。
通所に参加している間の食事や排せつなど必要な身体介護を受けられることも、介護・支援が必要な人にとっては安心です。